旧型同型 – 富岡流(~2009)
昭和から長らく研究されてきた角換わり同型腰掛銀のテーマ図。
先手勝ちの結論を決定づけたのが下記変化である。
旧型同型 – △9四歩省略(2014)
同型腰掛け銀を回避するため、模索された後手の先攻策のひとつ。
戦型の流行が後出の下段飛車同型に移ったため、公式戦での登場はほとんどない。
新旧対抗型(2016~2018)
初出は2016年の第65回NHK杯テレビ将棋トーナメント決勝・▲村山-△千田戦。
下段飛車と右金の位置のバランスがよく、角の打ち込みに対して強いのが特徴である。
下段飛車同型 – △4四歩型(2017~)
前出の△6二金-△8一飛型の登場を機に、先手も追従する形で出現した新型同型。
下段飛車同型 – △5二金(△7二金)待機策(2018~)
仕掛けの起点となりうる△4四歩を突かず、好形で待機する作戦。
途中△5二金(△7二金)としてから△6二金と戻すことで、先手に手を渡している。
先手も▲7九玉~▲6九玉~▲6八玉の移動で一手余分に指せるが、後手からも同様の手待ちができるため成立するかは難しい。